クラウディオ大司祭様は神の代行者の統括者です。
尊い……。いつ見ても尊く、恐いです。深層を見透かされていそうで。宗教画のような空気間がとても素敵で尊いです。陰りのある神聖さと言いますか、畏怖の対象でもある箔が増しますね。
蝶は幼虫から蛹となり成虫に変態する様子から輪廻転生、復活、長寿、不死、不滅の象徴であったり、成虫がひらひら飛ぶ様子から死者の魂の象徴とされます。個人的に、幻想、報せといったイメージがあります。
蝶を死者の魂とか不滅の象徴の意味で捉えるのが好きで、ユキトの絵にも蝶が舞っていた事から両者が同じ敷地内にいて向かい合っていると解釈してみたり、まったく別の場所で何かの儀式の最中という解釈をしてみたり、ユキトが行う葬送の儀を傍観している解釈をしてみたり、誰かの夢という解釈をしてみたり……。
考え出すと色んな光景が見えてきます。
第一印象が宗教画を見ているような空気でした。其れは何度見ても変わりません。手を伸ばせば届く距離に居るのに触れられず、手を伸ばす事さえ憚ってしまう圧がある。此れ以上近付いたら燃えて浄化しそうです。
なまねこ様、神聖な絵をありがとうございます。