『魔道祖師』は墨香銅臭(モーシャントンシウ)さん作の中国小説で、そのアニメを観た感想を言葉が纏まらない儘に書き残します。
好きです。雰囲気……? なんだろう、総合的に見て好きなやつでした。手がね、手が最高なんですよ!! あのすらっとした指とか浮かんでる筋とか、手がすごく良い。手フェチなもんでつい目がいってしまい、そこしか見ていない時があります。自分でも困っています。あのおてて、好き。
ジャンルに〝ボーイズラブ〟とあったのですが、親の前でも堂々と観れるタイプです。日本のBLって大体濡れ場があるじゃないですか? ね? 中国って規制が厳しいからなぁ……とかぼんやり考えていたんですよ。
・魏 無羨(ウェイ・ウーシエン
主人公。天真爛漫で表情がコロコロかわって小動物っぽくて可愛いのに、ハーフアップの時は冷ややかでかっこいい。闇落ち候補と天真爛漫の危うい橋を渡り歩いている、正義というより正しきを重んじるタイプ……だと思う。優しいのだろうね。アニメを観て知ってほしい。
・江 澄(ジャン・チョン
魏 無羨の義兄弟。立場的に背負っている物が重い。面倒見の良いお兄ちゃんタイプ。……あれ? こっちの方が弟じゃなかったか? あっ、兄がのらりくらりするから立場的も相まってしっかりした子に育ったパターンかな。あんなに仲が良かったのに、グリリバボイスで鞭を振り回す人になってしまった。正しいよりも正義を重んじるタイプかもしれない。
・藍 忘機(ラン・ワンジー
寡黙。冷静沈着な優等生が魏 無羨と接触することで、春画で耳まで赤くなったり懐柔されていくのが何とも言えない(語弊あり)。ツンデレか? ツンデレだな? と思っていた時期がありました。後半へ進むにつれて表情に魏 無羨へ対する憂いが滲み出ている気がする。正義よりも正しいを重んじるタイプ。良い身体をしている。
他にもたくさん登場人物が居ますが……割愛で。
呟きで見た情報なんですけど、中国の話に長髪男性が多いのは母親から貰った物を大事にしているから……的な意味合いがあるだとか。それを思い出しました。前に見た妖怪系の映画も長髪美男子が仙術を使っていましたね。長髪で衣装の裾がひらひらするのが好きな人に中国映画はおすすめです。こういう道士系は長髪と衣装の裾がヒラヒラするのが多いです。……いやね、コレを中国で実写化するなら観たいなぁって。
今回観た『魔道祖師』は背景も綺麗なんですよ。水や花が美麗。すごい。声優も豪華なのと、アクションがね、もうね、最高。配色的にプ〇キュアを思い出してしまったりもしましたが、美しいんです。揺れ動く髪も、はためく衣装の裾も、剣を振るう動きが踊っているみたいで素敵で……。素敵です。ええ、素敵。(語彙が出張中)
実写ドラマ化しているそうなので、後で検索してみよう。余裕ができたら書籍も追ってみたいですね。好き。とても良い作品と出会えました。ただでさえ語彙力が無くて醜態しか晒せないのに、これ以上か経ったら酷い事になりそうだ。
魏 無羨が笛で、藍 忘機が琴なんですけど、二人の合奏が魅力的でした。ああいう、登場人物が演奏する音がそのままBGMになるの好きです。琴を奏でる藍 忘機が凛としていて素敵なんですよ……。魏 無羨の笛は綺麗なのに禍々しいというか、それでも耳を奪われる。すごく良いです。