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オテマリサマ


 創作の記録というか雑談です。

 

 ピクシブの方に『オテマリサマ』という少女型人外×人間の少女の話(R18)を書きました。

 

 予定だと続きがあるのですが、書く気が失せたので設定とかここで消化しようと思います。

 

 民俗チック的な雰囲気のある話にしたかったです。

 

 民間信仰/宗教的な雰囲気の話。

 

 

▲設定

 

・ジャンル/オカルト

 

・オテマリサマ

 正式名称不明。手毬の着物を着ていることからそう呼ばれている。人間の勝手な欲で最初の依巫となり村に富を齎したことが原因で生きた状態で神格化され、祀られも幾度となく村に災いを齎した祟り神。見た目は15~6歳の少女だが蜘蛛のような脚が生え、糸を出すことができる。其の原因は自らが依巫となる為に神の使いとされていた蜘蛛を沢山食らったからではないかとされている。

 

・ヨリマシ

 イキガミであるオテマリサマを其の身に宿す役目のある娘。新しい器。15~6歳くらいの少女が選ばれる。時に食い散らかされた遺体だけが発見され『継ぎ身』の儀式が失敗することも。そうなると他の娘が依巫として選ばれる。多くて10人もの娘が無駄に犠牲になった時期もある。其の年は蜘蛛が大量発生し作物が半数以上朽ちたと書記に記されている。

 

・継ぎ身の儀式

 ヨリマシがオテマリサマを見に宿す儀式。

 

 

▲シブの短編の補足

 オテマリサマは消えたいのです。自分がイキガミとしてあり続ける為に娘を差し出される生活に嫌気がさしています。一応神格として祀られているので、ちゃんと祀られている限りは悪戯に災いを齎せません。貴女を神として崇め奉り信仰する代わりに村の守護と村人達を怨み祟らぬよう制約されています。日本でよくあることですね。恨みを怖れて祀るのは。

 

 オテマリサマが今期のヨリマシを性的に弄んだ事に深い意味はないです。しいて言うなら負の感情より幸福に満ちた時の方が甘くて美味いから、でしょうか。と言っても継ぎ身をする気がさらさらないので弄んで適当にやり過ごす予定でしたが、彼女の生い立ちが自分と重なってしまい拒絶反応が出た感じです。

 

 厄介なことに信仰を向けられている内はどうしてもイキガミとして村を守護しなければならないので根源である村人を祟りで滅ぼすことができない。仮に継ぎ身の儀式が失敗しても神格化されている限り信仰をうしなうまで在り続けなければならない。悩ましいですね。

 

 歴代のヨリマシ達を弄び無駄に命を奪い抵抗したオテマリサマですが、ちゃんと犠牲者の葬送と追悼は祈っていますし、後悔を背負って生きています。だからこそ早く消滅したい。イキガミでありながらも食らった蜘蛛たちの祟りで蜘蛛の姿になったりしますし、年月を重ねるにつれてバケモノに近付きつつあるかもしれません。

 

 蜘蛛を通して村の様子を見ていたりするからヨリマシに選ばれた親の様子も丸見えです。

 

 あとは……なんだろう。

 

 他に書く事、あったかな。

 

 

 手毬柄について意味合いが色々ありますが、此の話の場合は「何事も丸く収まりますように」という意味合いがあります。オテマリサマは祟り神だから、祟られないよう穏便に事が済みますように、的な。